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12月16日は、抽象絵画の創始者!ワシリー・カンディンスキーの誕生日!

12月16日は、抽象絵画の創始者と呼ばれるワシリー・カンディンスキーの誕生日です。ワシリー・カンディンスキーは、1866年生まれなので、今年は生誕150年です。

カンディンスキーは、ピエト・モンドリアンやカジミール・マレーヴィチとともに、「抽象絵画」の先駆者として有名な画家です。

カンディンスキーは、モスクワ生まれですが、ドイツやフランスで活躍しました。もともとは学者で弁護士でもあったのですが、30代で方向転換しドイツのミュンヘンで絵の勉強を始めます。後にロシアに戻るのですが、当時のロシアはスターリンの時代で、前衛芸術を良く思わない風潮が高まっていたため、再びドイツに渡ったのです。美術理論家としても多くの著作を残したカンディンスキー。ドイツの有名な建築・美術の学校「バウハウス」で教官も務めています。

ドイツの「バウハウス」は、1919年に設立され、1933年の閉鎖までの14年間、美術や建築に関する総合的な教育を行った学校です。写真やデザイン、工芸などの授業もありました。「バウハウス」はドイツ語で「建築の家」を意味します。14年間という短い期間の運営でしたが、美術芸術、その考え方や教育など、現代の建築や美術に大きな影響を与えた学校です。

バウハウスは14年の間に、ヴァイマル、デッサウ、ベルリンとドイツ国内の3つの場所へと順に移転しています。このうち、ヴァイマルとデッサウの「バウハウスとその関連遺産群」は、世界遺産(文化遺産)に登録されています。11月11日がバースデーのスイスの芸術家で教育者の「ヨハネス・イッテン」もバウハウスの教壇にたちました。

カンディンスキーは、バウハウスが閉鎖する1933年まで教えています。バウハウスの閉鎖はナチスによるもので、当時の校長先生や主要な芸術家たちはアメリカなどへ亡命しています。カンディンスキーもフランスへ渡り、最後の時までフランスで暮らしていました。もともとカンディンスキーは、フランスの印象派展にて、モネの「積藁」という絵画を観て、深く感銘を受けたことが、画家を目指すきっかけとなっていました。ただ、フランスも当時はナチス占領下で、カンディンスキーの作品は規制の対象となってしまいます。

カンディンスキーは、ロシア、ドイツ、フランスと時代に翻弄された人生だったと言えるかもしれません。ロシアではスターリンに前衛芸術を軽視され、ドイツではナチス・ドイツによってバウハウスが閉鎖され、その後、フランス渡ってもナチス占領下のフランスでは、カンディンスキーの作品の展示は禁止されたりと・・・。

カンディンスキーの死後、最後の妻がフランスの最高勲章であるレジオンドヌール勲章を受けています。最後の妻、というのは彼は何度か結婚、離婚をして、さらに時々愛人もいたようで...なかなか恋愛を楽しんでいたようですね!

現在は、フランス パリのポンピドゥー・センターにもカンディンスキーの作品が多数所蔵されています。日本では、東京 竹橋の国立近代美術館などで作品を鑑賞することができます。(実際の展示は美術館にお問い合わせください)抽象絵画はちょっと難しいのかなと思う時もありますが、メロディが響きあうように、感覚的に素敵だなと鑑賞できればと思います♪

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