毎日、誰かの誕生日!

12月31日がお誕生日の方、おめでとうございます!
HappyBday!

毎日が、世界中の誰かの誕生日!
Everyone says HappyBday!

12月31日は、色彩の魔術師!アンリ・マティスの誕生日!

12月31日は、フランスの画家、アンリ・マティスの誕生日です。マティスは1869年生まれなので、今年で生誕147年です。日本でも、マティスのファンもたくさんいますね!マティスと言えば、「赤」を連想する方も多いでしょうか。

色彩の魔術師とも言われるアンリ・マティス。フォーヴィスム(野獣派)のリーダ-的存在でもありました。

「楽園のようなもの」を見出して画家の道へ

マティスが画家を目指したきっかけは、病気療養中に、母親から絵画セットをプレゼントされたことでした。マティスは、絵を描くことに、「楽園のようなもの」を見出し、画家としての道を進んでいきます。ちなみに、マティスの父親としては、もっと固い職業に就いて欲しかったようで、最初は反対されています。

ギュスターヴ・モローに絵を習いジョルジュ・ルオーとの友情を

マティスは、フランスの国立高等美術学校「エコール・デ・ボザール」に入りたかったのですが、叶いませんでした。でも、マティスの熱意は、教官のひとりであった「ギュスターヴ・モロー」へ通じ、なんと彼から直接、個人的に絵を習うことになったのです。ギュスターヴ・モローと言えば、神秘的な神話や聖書を題材とした絵画が特徴です。モローは印象派の画家と同時代に活躍していますが、モネら印象派とは絵画の系統は異なりますね。

また、フォーヴィスム(野獣派)に分類されることも多く、近い存在であった「ジョルジュ・ルオー」とは同じくモローに習っている繋がりで出会い、生涯を通して仲良しでした。

ゴッホやゴーギャン、ピカソの影響や交流も

初期の頃は、写実的でそこまで大胆で鮮やかな色彩ではなかったマティス。ジョン・ピーター・ラッセルというオーストラリア出身の印象派の画家に色彩について学び、またラッセルを通じてフィンセント・ファン・ゴッホと出会い、ゴッホやゴーギャンたちの影響も大きく、自由で大胆な、鮮やなリズムを描く色彩表現のマティスの絵へと発展してゆきます。

また、その後、画家として作品を作っていく中で、パブロ・ピカソとも出会い、影響しあう良き友人となります。マティスが様々な友人たちと、HappyBday!と軽快にバースデーを祝ったかどうか?は分かりませんが。

色彩によってつくられてゆくマティスの表現たち

どんどん大胆でリズミカルで感動的な色彩表現を描いてゆくマティス。日本でも多くのマティス作品に触れる機会があり、その度にわたしたちは、マティスの色に心が躍り、深い感動を覚えます。

今年、2016年に東京都美術館(東京・上野)で「ポンピドゥー・センター傑作展―ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで―」が開催されていました。ここにあった1948年のマティスの作品「大きな赤い室内」も素晴らしかったです。クリアファイルを買って愛用しています♪

img_4413

また、「赤い部屋(赤のハーモニー)」(1908年)や「ダンス」(1909年)、「開いた窓」(1905年)、「肘掛け椅子とオダリスク」(1923年)など大好きな作品をあげたら、きりがないです。

2012年に国立新美術館開館で開催された「大エルミタージュ美術館展 世紀の顔・西欧絵画の400年」で、「赤い部屋(赤のハーモニー)」(1908年)を鑑賞して、深く感動したことも記憶に新しいです。

マティスの挿絵本「ジャズ」の胸踊る色彩のメロディ

また、1947年に刊行されたマティスの挿絵本「ジャズ」には、20点の切り絵のカラー印刷が収められていて、本当に胸踊る、わくわくする素敵な作品ばかりです。筆者は、ブリヂストン美術館で展示されている貴重な機会があり、その時に観ました。(ブリヂストン美術館は、現在大規模修繕中・2019年秋オープン予定)機会があったら、ぜひマティスの「ジャズ」を観ていただけたらと思います♪本当に素敵で、かわいい、キュートな感じもあって、美術鑑賞に興味の無い方も楽しめると思います。ブリヂストン美術館が再開したら、また展示しないかな!とまだ先ですが、期待しています。

マティスはこう言っています。「私は色彩を通じて感じます。だから私の絵はこれからも色彩によって組織されるでしょう」

世界中のたーくさんの人が、本日、12月31日がお誕生日であることでしょう!
12月31日がお誕生日の方、おめでとうございます!
HappyBday!

「D」(Happybday.jp)
バースデー専門店☆Happybday