毎日、誰かの誕生日！
12月20日がお誕生日の方、おめでとうございます！
HappyBday！
毎日が、世界中の誰かの誕生日！
Everyone says HappyBday！
12月20日は、日本画の巨匠 竹内栖鳳さんの誕生日！
12月20日は日本画家の竹内栖鳳（たけうちせいほう）さんの誕生日です。竹内栖鳳さんは、1864年生まれなので、今年、2016年は生誕152年です。
竹内栖鳳さんは、明治〜昭和、戦前の京都画壇の近代化の旗手として活躍しました。後世の日本画家たちに与えた影響も非常に多大です。同じく明治以降の日本画を牽引してきた11月2日生まれの横山大観さんと並んで「東の大観、西の栖鳳」と言われたりしますね！
筆者は、2013年に東京・竹橋の東京国立近代美術館で開催された「竹内栖鳳展 近代日本画の巨人」が記憶に新しく、印象に残っています。大変に素晴らしい展覧会でした。
この展覧会に「絵になる最初」という作品がありました。この絵は、絵のモデルさんが恥ずかしくなって泣いてしまっている様子なのですが、女性の透明な初々しい感じが素敵だなーと記憶しています。単にモデルとして問題なく寝そべっているより、もっと素敵な作品にしてしまう感性に感動します。
動物たちのふわふわの手触りを想像させる感動の筆遣い！
竹内栖鳳さんの作品は本当に素晴らしいものばかりですが、猫など動物の毛並みの描き込みには、驚きと感動が溢れています。東京・恵比寿の山種美術館の所蔵の「班猫」（重要文化財）は、猫がこちらを振り返っている、とても愛らしい作品なのですが、その毛並みのふわっふわっの表現力に吸い込まれます。思わず、手に取れるような錯覚に陥りそうなくらいです！愛らしい猫ちゃんの背中を撫でた時の手触りを、目で鑑賞して感じさせるのですから、本当にすごい技です！
実は、この猫ちゃん、竹内栖鳳さんが八百屋さんで見かけてモデルとして大変気に入ったので、八百屋さんと交渉して譲って貰ったとか！モデル選びも積極的で妥協せず！なかなか、可愛がっている猫ちゃんを譲ってなんて言いにくいですよね（笑）山種美術館では、企画展によって展示してあることがあるので、機会があればぜひご覧になってくださいね！
猫だけでなく、ウザギや犬、鶏に鹿、ライオンまで多くの動物を描いているのですが、どれも本当に表情や質感が素敵すぎます！竹内栖鳳さんの日本画を鑑賞されるなら、ぜひ、動物たちの作品に注目してみてください！
海外の作風にも積極的に学ぶ日本画家
竹内栖鳳さんは、古今東西、様々な絵画に積極的に心を開いていました。海外の油彩画にも興味があり、日本画の勉強の対象としてしています。1900年（明治33年）、栖鳳さんが30代半ばの頃に、ヨーロッパを旅行して、ターナーやコローなどの作品を観て大きな影響を受けました。同じ日本画だけでなく、様々な絵画から学び、自分流に取り入れてゆく力強さが素敵ですね。
普段、あまり日本画は観る機会の少ない方も、猫やウサギなど身近な動物の素晴らしい描かれ方には、きっと感動すると思います。ぜひ、機会がありましたら、竹内栖鳳さんの日本画を鑑賞してみてください！
世界中のたーくさんの人が、本日、12月20日がお誕生日であることでしょう！
12月20日がお誕生日の方、おめでとうございます！
HappyBday！
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